●概要
- 複数台試作された試製チホ車の長男。
次男の三菱製と共に「BT型」と称される馬蹄型砲塔であるが、四糎七戦車砲に合わせて設計された三菱製チホより
自工チホの砲塔は小径で根本的に異なる。
当初想定されていた火砲より大きな試製四糎七戦車砲を装載した自工チホの砲塔はチハ車車台に搭載され試験が行われたが、
砲塔センターより試製砲は大きく偏り、砲塔本体も全周旋回が出来ないなど実用性を欠いたものだった。
そしてそれ以前の試験のさい自工チホの車体本体も発動機のコンロッド焼き付きにより可動不能となり、弟でありライバルの三菱チホに
大きく水をあけられてしまっていた。
良いところ無しの長男であるが、後々に生まれる「新砲塔チハ」の礎として、その存在は偉大である。
- 自工チホの砲塔と、試製型新砲塔の大架体のレジンパーツセットです。
資料は大変限られたもので、この製品は決して完全なものではありません。その為、「(仮)」と銘打ってます。
組立てにはチハ旧車体のキットが必要となります。(新砲塔の
試製型大架体は(有)ファインモールド製の旧車体新砲塔チハに使って下さい)
金属砲身は含まれておらず、組立て見本はシタデル製のエッチングパーツのサンプル品を流用してます。
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