1940年夏、ポリカルポフ設計局で計画された複葉戦闘機。
同じくポリカルポフで製作されたI-190複葉戦闘機に似た
機体に、ツマンスキーM90エンジンを搭載し、単葉戦闘機に近接する最高速度、591km/hを目標とした。
完全閉鎖型のコクピット、外部に露出する張り線やストラット
バー等の補強材の減少、ダクテッドスピナーの採用など、空
力的な工夫が設計に盛り込まれていた。
戦闘機の設計は完全に単葉化に流れていたが、
依然として複葉案は少数に根強く存在した。
しかし、時代の趨勢は単葉化に向かっており、
ポリカルポフの政治的失脚と設計局の解散等で、
究極の複葉戦闘機
と称しても過言では無い本機であったが、計画途絶は運命的だった。
■アイテム概要
The example of an assembly. | ||||
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